
審査員 水中写真家 茂野優太
今回は宮古島石垣島フォトコンテストの前哨戦ということで、たくさんの作品を拝見することができ、とても楽しく審査をさせていただきました。
皆さんの写真がマクロ、地形、サンゴ、魚影といった定番から人や砂地、水面、本当にたくさんのバリエーションがあり、改めて宮古島や石垣島の海は様々な魅力を持つ場所なんだなと実感させられました。
撮影者ごとに全く違う表現が生まれる舞台なんだなと。
その中で皆さんが「どんな瞬間にシャッターを切りたいと思ったのか」が伝わってきたもの、嬉しさが伝わってきた写真を中心に今回は選ばせて頂きました。
今回は本番の前哨戦という位置づけでしたが、入賞作にはすでに完成度の高さや個性が光っており、次の本番への期待がますます膨らみます。
選外の作品にも独自の視点や工夫が感じられ、「これからもっと面白くなるだろうな」というワクワクがありました。
フォトコンテストは順位や結果だけではなく、参加することで新しい気づきやつながりが生まれる場だと思います。
今回応募してくださった皆さんが、この経験をきっかけにさらに写真や海を楽しんでくださることを願っています。僕自身も皆さんの作品から多くの刺激をいただき、楽しく審査できたことに感謝しています。
<グランプリ> 安全停止直前に待望の一枚

撮影者:クリスさん
撮影ショップ:石垣島 ダイブパラッパ
全作品を見ていく中で1番最初に目が止まりました。白い砂地の中央にポツンとマンタが潔いほどシンプルで印象的でした。あえて被写体に寄らずに明暗さだけで被写体を強調させる素晴らしい写真でした。
多くのマンタの写真がその力強さを表す中で、この写真は尊さ、そして生き物がそこにいることの美しさを感じさせてくれました。本当に素晴らしかったです。
<入選> 影武者

撮影者:いししさん
撮影ショップ:石垣島 セルフィッシュ
ミノカサゴの形を表現する素晴らしい写真でグランプリと本当に悩んだ1枚です。写真の表現方法は本当に多様ですが、ライティングを活用して影で被写体を表現する手法。写真を撮る技術力ももちろん、表現方法として素晴らしいと思いました。
<入選> 蒼の呼吸

撮影者:仲谷 遼さん
撮影ショップ:宮古島 BIGHOLIDAY
静かな洞窟内に響く呼吸の音まで聞こえてきそうなぐっと引き込まれる写真。水中の静けさと美しさを同時に捉えて素晴らしい写真だと思います。
海に入ってくる光とダイバーの配置も完璧でよくこの地形を理解して撮影されてるなと感じました。
<入選> 天使の微笑み

撮影者:あんちびさん
撮影ショップ:宮古島 アクアスター
見た瞬間、可愛い!って声が出てしまう1枚。ウミウシは動きの遅い被写体で撮影は簡単だと思われてしまうのですが、本当に良い表情するのは一瞬で見事にとらえています。被写界深度も完璧で背景は美しくボケながら、体の模様が見えるくらいのほど良いボケ感が絶妙だなと思います。
<入選> 復活と再生

撮影者:香織さん
撮影ショップ:石垣島 S2 CULB
今回のフォトコンで1番美しいサンゴの写真でした。水中の景色を単純にサンゴ一面にするだけでなく、奥に海を配置することによって写真に奥行き感が出ています。海と陸と空のバランスも素晴らしく全てが繋がっている感じが出ていて素晴らしいです。
2025年8月15日から2025年8月22日までの期間で行われたフォトコン前哨戦GULLカップの応募全作品一覧はこちら→https://photocontest-mygk.com/preliminaries/


